建物老朽化による売却

不動産の売却ニーズは、「住み替え」や「仕事の都合」だけではなく、建物の老朽化の進行により

「老朽化建物を売却したい」というニーズがあります。

 

老朽化した不動産を売却する場合、どのように購入者を探せば良いのでしょうか

 

老朽化した建物を手放したい不動産オーナー様へ最適な売却方法と注意点についてご説明いたします。

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老朽化建物と購入ニーズ

老朽化した建物は、買主を見つけられないと半ば諦めがちですが、決して諦める必要はありません。

 

老朽化した建物を購入したい。

古民家を再利用してカフェを経営したい。

 

などのニーズを持っている買主もいて、老朽化した建物でも売却することができます。

老朽化建物の購入ニーズについて

 

老朽化建物は、ニーズを持っている購入者にとっては「お宝物件」です。

 

例えば以下のような老朽化建物がニーズを持つ人に売却できる可能性があります。

 

1.再生することが難しい老朽化建物

2.再生が困難な耐震性能に不安がある建物

3.老朽化した戸建住宅

4.老朽化したアパート・マンション(投資物件)

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1.再生することが難しい老朽化建物

修繕をしても直すことが難しい老朽化した家は、そのまま所有していても固定資産税などの税金が課税されるため、負担になります。
しかし、売却しようとしても買主が見つからない可能性が高いです。こんな老朽化建物でも売れるのでしょうか。

 

老朽化建物の立地によっては、土地を店や事務所、アパート建築などに使いたいという会社や個人のニーズがあり、建物を解体し、土地として売却することができます。
また、老朽化した建物の土台を使いたいというニーズを持つ、ケースもあります。

 

2.再生が困難な耐震性能に不安がある建物

古い老朽化建物の場合、現在の耐震性能に合致していないケースが高いです。
現行の耐震性能の決まりに合致させようと修繕しても、修繕には多額の費用を要します。
建物によっては、耐震性能を現行の基準に合わせるためには、新築戸建を建てる費用が

必要になるケースもあり、修繕して住み続けることも難しいことでしょう。

 

耐震性能に不安がある建物も、ニーズを持っている買主を見つけることで売却が可能です。
安く建物を購入したいというニーズを持つ人や会社、短期で建物を利用したいというニーズ

を持つ買主を見つけることができれば、スムーズに売却することができます。

 

3.老朽化した戸建住宅

老朽化した戸建て住宅を購入したいニーズもあります。

 

例えば、特定の地域に仕事や通学の都合で住まなければならない場合
限られた予算内で新住居を探し、引っ越しをしなければいけません。
新築物件よりも老朽化した戸建て住宅の方が限られた予算内で購入できる可能性が高いため、

購入を希望するケースがあります。

 

老朽化した建物でも、購入者のニーズに合っていれば売買に繋がることがあります。
加えて、安く建物を購入し、リフォームやリノベーションをしたいという個人への売却も

可能です。

 

4.老朽化したアパート・マンション(投資物件)

老朽化したアパートやマンションにも需要があります。


リノベーションやリフォームによって生まれ変わらせることができるからです。

新築で建てるためには資金が足りない。
しかし、リフォームやリノベーションなら資金がおさえられるというケースでは、

老朽化したアパートやマンションを購入して修繕などを施すケースも多々あります。


そのため、老朽化したアパートやマンションも、立地によってリフォームなどを行った上で

活用したい方へ売却が可能です。

 

売主の瑕疵担保責任に注意が必要

老朽化建物の売却では、契約不適合責任に気をつける必要があります。
契約不適合責任とは、瑕疵(欠点や欠陥)について売主が負う責任のことです。
建物の欠陥や欠点について、不動産会社や買主に説明するのはマイナスの印象を与えるのではないかと思うかもしれませんが、事前に契約不適合責任免責などの取り決めをしておく必要があります。
後のトラブルを避けるためにも重要なことです。

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まとめ

老朽化建物でも、その建物に合ったニーズを持っている人への売却が可能です。
「老朽化建物」=「売却することができない」ではありません。
 

老朽化建物の売却をお考えの方は、是非ご相談ください。
様々な不動産売却に携わってきたスタッフが最適な売却方法をご提案いたします。